先日、とある駐車場で見慣れないBMW 3シリーズに遭遇した。
いや、見慣れているのだが何かが違う。
G20系の3シリーズのM340i(下)っぽいのだが、どう見てもF30系だ。
後ろに回ってエンブレムを見ると、なんてことはない、自分と同じF30のSportsラインだ。
そこで気づいたのだが、BMWの特徴であるキドニーグリルをカスタマイズしていたのだ。
ヘェ〜面白いなと思い早速ググると、あるわあるわ!これでもか!というぐらい、様々なカスタム用のキドニーグリルが出てくる。
価格も意外と安い。中国製だと安いものは4千円ほどのものもある。
4〜5千円程度でイメチェンできるのなら安いものである。
早速、その駐車場で遭遇したBMWと同じグリルを発注した。
いかにも安物チックなものが届いたらどうしようか・・・と思っていたが、F30のキドニーグリルは元々プラスチック製でそんなに金が掛かっている訳ではない。原価ベースだと二つでせいぜい2〜3千円のような感じだ。
そんなこんなで届いたのがこいつだ。
元々装着されいていたキドニーグリルとそれほど品質は変わらない。いや、モノとしてこちらの方が新し過ぎてピカピカしており、今の車に装着して馴染むかな・・・と心配する程である。
ということで、まずは、現状のグリルを外す。
色々とググると、バンパーの上部を外すだけで交換出来るらしい。
YouTubeやブログで言われるがままにトルクスレンチでバンパーの上部を外していく。
8ヶ所外したが、一向にバンパーが緩む気配はない。
幾つかのブログによれば、隙間に手を突っ込んで簡単に外せるとか書いてあるが・・・・
無理無理!どこに手を突っ込む隙間があるんだ!? 手なんか入らんし!
バンパーの上部を引っ張ると良いらしいが、色んなところからミシミシ言い出して怖いし無理無理!
明日また出直そうかな・・・・
ってな具合で、全然埒が明かない。
この写真は既に外したグリルを裏から見たものだが、8ヶ所のクリップによって固定されている。
下の写真はクリップ部分を拡大したもの。
外すには、この突起部分をバンパーの内側から押しつつ、グリルを引き出す必要があるのだ。
もう、全然手が入る気がしないが、クリップの位置の当たりを付けて思いっきり右手をバンパーの上部から隙間に突っ込んでみた。
あれ!?意外に簡単に突起に触れるではないか!!
右手の人差し指で突起を押しつつ、左手で外側からグリルを引っ張ると、クリップが一つ外れた感触がする。
あれ、意外に簡単かも?!
自分の経験上の話だが、グリルを外すのにドライバーやクリップ外し工具はかえって作業を複雑化するだけで、全て指でクリップを外すのが一番だというのが私の結論だ。
さらに順番も上図の様に、まずは上側のクリップの突起を内側から一つづつ押して、外側から少しずつ引っ張るのが良い。
上が終わると次は横のクリップだ。
サイドにある4や5のクリップを手で押す際は本当に手首あたりがバンパーに締め付けられて痛かった!
上と横が外れれば、下側の3ヶ所は外側から多少無理に引っ張っても外れるかと思ったが、そうは問屋が卸さない。
下のクリップも一つづつ外さなければならない。
下のクリップの突起を下方から押せる訳が無い!と思っていたが、上のバンバーの隙間から更に手を押し込んでクリップの下に指を押し込み、突起を引き上げるようにすれば良さそうだ。
もう、腕がバンパーに挟まれて痛いのなんの!
痛みを我慢しながら、腕をさらに奥まで押し込み、人差し指で下からクリップの突起を持ち上げつつ、外側からグリルを引っ張る。
ということで、数字の順番にクリップの突起部分を押し込んで、ようやくグリルが外れた。
「ようやく」というのは経験がなかったから多くの試行錯誤を費やしたことを意味するが、もう一回やれと言われれば、何の問題も無しに、あっという間にできると思う(まぁ、腕の痛みは相変わらずだろうが)。
右が外れれば左側は簡単だ。
右側の穴からクリップの突起を押せば良いわけで、左側のグリルは1〜2分もあれば簡単に外せる。
両方を外した写真。
後は、入手したダイヤモンドグリルを押し込むだけである。
これが完成形!う〜ん、あまり好みではないオラオラ系の顔になってしまったかも。
グリルは安いし、付け替えもそんなに難しくないので、今のグリルが飽きたらまた入れ替えようと思う。
で、話は終わりの筈だったのだが、外出して駐車場に止めた時にバンパーのチリが合ってないことに気付いた。
左側(下)の方が僅かに隙間が大きいではないか!
ということで、トルクスネジを外して調整だ。
どうだろう?ピッタリになったかな。
これでやっと作業終了だ。